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にゃんと?!また旅

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暗闇の中で高笑いする「酔笑人神事(オホホ祭り)」

愛知県名古屋市の、熱田神宮の言い伝えからできた酔笑人神事は、お供え物もしなければ祝詞を言うでもない、ただひたすら「おほほ」と暗闇の中で高笑いする神事です。そのため別名オホホ祭りと言われ、毎年5月4日に行われます。

境内の灯りがすべて消えた暗闇の中、神宮前に集まった神官達が真っ暗闇の中をぞろぞろと歩きだします。影向間社という末社へ着くと、祠の前で神職たちが袖に隠し持った、見てはならないと言われる神面を叩いて、小さく「オホホ」と笑い、笛が鳴るのを合図に全員で大声で笑います。

天智天皇の時代、元々熱田神宮にあった三種の神器の一つである草薙神剣が、熱田神宮を離れて天皇の元に置かれていましたが熱田神宮へと戻され、その際の人々が大喜びした様子を伝えるものと言われています。返還された理由としては、当時、天智天皇が病になったのはこの剣のたたりなのではないかと恐れられたためで、おおっぴらに喜ぶわけにもいかず、夜の暗闇の中で喜びの笑い声をあげたといいます。それがこのふしぎな祭りの起源となったそうです。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 線画=鈴木裕美 塗り=夢山紗也佳

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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