“織田家の菩提寺”として織田信秀が開基した「萬松寺」


1540年、尾張一円を領していた古渡城主、織田信秀(織田信長の父)が織田家の菩提寺とした寺が、名古屋市中区大須にある萬松寺です。
萬松寺は、今川義元へ人質にとられかけた徳川家康が織田信秀の保護のもと暮らした寺としても有名です。1552年に織田信秀が亡くなった際には、ここで葬儀が執り行われました。その席で信長が抹香を位牌に投げつけたというエピソードが残されています。
萬松寺では、織田信長に関する「からくり人形 信長」が上演されています。※毎日午前10時から2時間おきに18時まで1日5回、本堂の壁面三階部分にて上演
毎月二28日には、お不動さんの縁日が開かれ、境内では「身代わり餅つき」がおこなわれます。「身代わり餅」は、信長が越前の朝倉攻めの帰りに狙われた時、懐の干餅で一命を取り留めたことに由来しています。
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