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藤原頼通が別荘から『極楽の宝池に浮かぶ宮殿』に変えた「平等院」

京都府宇治市にある平等院は1052年、平安時代初期に関白・藤原頼通が父の道長より譲り受けた別荘を寺としたものです。宇治の地は「源氏物語」の「宇治十帖」の舞台であり、平安時代初期から貴族の別荘が営まれていた場所です。

当時は末法思想(まっぽうしそう:仏教が衰えるとする思想。日本では、平安後期から鎌倉時代にかけて流行しました。平安末期の説によれば、1052年に末法の世を迎えるとされました。)が貴族や僧侶らの心をとらえ、極楽往生を願う浄土信仰が広く流行していました。当時強い権力を持っていた藤原道長と息子の藤原頼通も同様で、頼通は父から譲り受けた別荘を極楽浄土を模した宮殿に作り替え、極楽浄土行きを願うことにしたのです。

建物が鳳凰が羽を広げたような形をしていることから、平等院鳳凰堂と呼ばれます。10円硬貨のデザインとしておなじみの姿です。また、1万円札には鳳凰堂の鳳凰をデザインしたものが描かれています。

約千年前に建立された鳳凰堂は「国風文化」と言われる日本独自の文化の象徴として残っている貴重なもので、世界遺産にも登録されています。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 線画=鈴木裕美 塗り=なかむら歌乃

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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