お諏訪様への奉納踊・長崎くんちで有名な「鎮西大社諏訪神社」


長崎県長崎市にある鎮西大社諏訪神社は地元で「おすわさん」の愛称で親しまれている神社です。長崎は、16世紀末イエズス会の教会領となったことで、神社が壊されその時に諏訪神社も壊されてしまいました。
この神社は1625年、初代宮司の青木賢清が神道再興の願いを込めてつくりました。
1858年の火災で社殿のほとんどが焼失したため、現在の社殿は1869年に孝明天皇の勅命で約10年の歳月をかけて再建されたものです。1984年の御鎮座360年祭、1994年の370年祭と、2度の造営が行われ、現在にいたっています。
毎年10月7日から9日に国の重要無形民俗文化財に指定されている「長崎くんち」が開かれます。
長崎くんちは1634年、神前で二人の遊女の高尾と音羽が謡曲「小舞」を奉納したことが始まりといわれ、もともとキリスト教徒を鎮圧するためのものでした。龍踊など異国情緒漂う奉納踊など、日本三大祭りの一つとしても有名です。
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