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奥州藤原氏の平和への思いが詰まった世界遺産「中尊寺」

岩手県西磐井郡平泉町にある中尊寺は850年、比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁により開かれたとされています。その後、12世紀はじめ、奥州藤原氏の初代当主清衡によって建立されました。

前九年の役や後三年の役など、かなり大きな戦乱が起きていた11世紀後半の東北地方は戦乱が続き荒廃したところとなっていました。中尊寺の建立には戦乱で亡くなった人たちの鎮魂や平和に対する祈りといったものが込められたのでしょう。

清衡は1105年から中尊寺の造立をはじめ、100余体の釈迦如来を安置した釈迦堂を建立しました。これは法華経の中の世界を表現したものと言われています。

その後、中尊寺の建てられた平泉は奥州藤原氏による繁栄の道を歩んでいくことになります。この繁栄は100年余りに及ぶものとなりましたが、源頼朝の鎌倉幕府が攻め込んできたことにより破られてしまいます。奥州藤原氏の4代目である泰衡は、1189年、頼朝に滅ぼされてしまい、奥州藤原氏は滅亡することとなってしまいました。

鎌倉時代以降、庇護のないなか衰退した中尊寺はのちに荒廃ぶりを松尾芭蕉に嘆かれるほどでしたが、学術調査が行われ、1968年に創建当時の輝きを取り戻すことになり2011年、世界遺産に登録されました。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 線画=鈴木裕美 塗り=なかむら歌乃

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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