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明智光秀の善政の証を残す「御霊神社」

御霊神社は生前慕われていた人が冤罪(えんざい)で非業の死を遂げた場合、
その御霊を慰めるために建てられたという由来があり、同様の神社は全国各地にあります。

明智光秀は本能寺の変で主君・織田信長を討伐した、ということがあまりに有名で、世の中では逆賊という認識をされがちです。しかし、光秀は丹波の国(現在の京都府、兵庫県および大阪府の一部)では、暴れ川の由良川に堤防を築き、国衆が乱立していた地を統一して平定し、福知山城を建てて城下町を築くなど、善政を行い領民から厚く慕われていたという話が残っています。

その光秀を祀っているのが京都府福知山市にある御霊神社です。つまりこの神社は、明智光秀を「冤罪で非業の死を遂げた御霊」として祀っているのです。

もともとは宇賀御霊大神(うかのみたまのおおかみ:商売の神)を祀る神社でしたが、1705年に福知山城主朽木(くつき)氏が明智光秀の合祀を認め、これが御霊神社の始まりとなります。

御霊神社は明智光秀一色ではなく、えびす神社でもあります。また、日本で大変珍しい堤防をご神体とする堤防神社、天満宮、養蚕神社、包丁神社など、ユニークな神社が周りにあるのが特徴です。毎年10月の例大祭では「丹波光秀ききょうまつり」も開催しています。

※冤罪:濡れ衣。無実なのに有罪となること。

 

叶石(かなえいし)通称「子持ち石」と呼ばれる霊石があります。思兼神(オモイカネ)、手力男命(タヂカラオ)がこの岩を御神体としています。悲願成就の石と称えられ、受験合格・縁談・災難厄除などのご利益があるとされています。

※思兼神(オモイカネ):作戦を立てる時に重用される、知恵を司る神。
※手力男命(タヂカラオ):日本神話で天岩戸から天照大神を引っ張り出した力の強い神。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 線画=鈴木裕美 塗り=なかむら歌乃

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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