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応神天皇陵も含めた日本の世界遺産候補「古市古墳群」

古市古墳群(ふるいちこふんぐん)とは、大阪府東南部の羽曳野市、堺市、藤井寺市までのエリアを差す巨大古墳群のことです。
計百二十三基の古墳で構成されています。
実際には堺市の百舌鳥と羽曳野市の古市の二つのエリアに別れていますが、一体性・連続性を持っていると判断されたため、ひとつの古墳群とされています。

古市古墳群にある古墳は四世紀後半から六世紀前半までの間に築造されました。
宅地開拓などで破壊されてしまっているため現存しているのは八十九基で、中には皇后などが祀られていた可能性のある古墳もありましたが詳細はわからないままのものも少なくありません。

最も大きいのが第十五代応神天皇陵(おうじんてんのうりょう)の誉田御廟山古墳(こんだごびょうやまこふん)で、全長約四百二十メートルと全国二位の規模です。
逆に小さいものでは一辺十メートル未満の方墳(青山三・五号墳)まであり被葬者の階層性を窺わせています。

古墳群には応神天皇の父、第十四代仲哀天皇陵(ちゅうあいてんのうりょう)の岡ミサンザイ古墳も含まれていますが、応神天皇陵の誉田御廟山古墳共々実際の被葬者として確定はしていません。

堺市にはもう一つ、全国一位の大きさを誇る第十六代仁徳天皇陵(にんとくてんのうりょう)、大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)を含む百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)があり、二〇〇八年に古市古墳群と共に世界遺産の国内暫定リストに追加されました。

応神天皇の実在には諸説あり、実在が確かめられる最初の天皇説や、確実に実在が認められる継体天皇(けいたいてんのう)の祖先神でしかない説などがあります。

もし、古市古墳群が世界遺産や文化財指定になった場合、宮内庁管理下の天皇陵を発掘調査出来る第一歩となるため歓迎する声もありますが、それが逆に古墳の破壊に繋がりかねないとして懸念を示す声も上がっています。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 ラフ=鈴木裕美 線画=鈴木裕美 塗り=カタツモリ

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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