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先祖思いの井伊直亮が建てた「井伊神社」

井伊神社(いいじんじゃ)は滋賀県彦根市にあり、天保十三年(一八四二年)に彦根藩十二代藩主井伊直亮(いい なおあき)が井伊家の祖である井伊共保(ともやす)の七百五十回忌にあたり井伊谷八幡宮(静岡県)から井伊大明神を分霊して神像を造り、龍潭寺の参道脇に祀ったのが始まりです。

井伊共保だけでなく、井伊家初代の彦根藩初代藩主である井伊直政(なおまさ)、2代目の井伊直孝(なおたか)も祀られています。

井伊直亮は、「桜田門外の変」で有名な井伊直弼(いい なおすけ)の兄であり、養父でもあります。二人とも幕府の大老を務め、徳川幕府の要の人でした。
井伊神社のしだれ桜は井伊直弼が植えたものだという言い伝えがあります。

歴代の井伊の藩主は先祖を大切にし、井伊家発祥の地である遠江にも何度も足を運んでいたという話が残っています。龍潭寺も遠江にもあり、井伊直政がこの地に来た際に同じ名前にて建立されています。

井伊神社へのアクセスは彦根駅からは徒歩三〇分と、あまり便利なところではありません。なお、神社の本殿は老朽化が激しく、覆いがされています。最近になり彦根市に寄贈されたことから、今後修繕に手が加えられていくと期待できます。鳳凰や牡丹などの意匠や極彩色の組物が、徳川家康を祀る日光東照宮を彷彿させるつくりです。江戸末期の貴重な建造物ですので、元の美しい姿になるのを楽しみにしています。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 ラフ=鈴木裕美 線画=鈴木裕美 塗り=うみにゃ

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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