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按司(あじ)に攻められた城 ~糸数城

糸数城は現在の沖縄糸数村付近に築かれた古城です。1972年には国の史跡に指定された巨大な要塞で、立派な城壁が今も残っています。築城の時期は明らかになっていませんが、『玉城按司が次男を大城按司に、三男を「糸数」按司に任した』という伝説があることから、14世紀前半頃だと推測されています。「按司」とは琉球の古代共同体の首長のことを指します。グシク (城) を構えて勢力争いを繰り返し、地域の支配者として君臨していました。あじ、あんじ、あんず、などと読みます。
落城についても詳細は不明ですが、琉球が北山・中山・南山の3つの小国に分立して勢力争いをしていた三山分立時代の終わりごろだと推測されています。南部の佐敷小按司(後の尚巴志)が、1405年に同じ南部で勢力を誇っていた島添大里城を攻め落としました。さらには中山王、北山王、南山王を次々に攻め滅ぼして琉球を統一していくのですが、この一連の流れのなかで尚巴志の配下の上間按司が糸数城を落城させたと推測されます。上間按司は「中山尚巴志の大将として糸数グスク(城)を攻めた」と伝えられており、1429年、尚巴志の先兵として出陣した上間按司が、三山統一の目的のために重要な拠点だった糸数城を攻め滅ぼしたと考えられるのです。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 ラフ=夢山紗也佳 線画=夢山紗也佳 塗り=夢山紗也佳

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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