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お釈迦様の遺骨が眠る全仏教徒のためのお寺「覚王山日泰寺」

愛知県名古屋市にある覚王山日泰寺は、お釈迦様の遺骨を安置するために創建されたお寺で、覚王山日泰寺の覚王とは、お釈迦様の別名です。日本で唯一どの宗派にも属していない、宗派を問わない仏教徒のためのお寺です。

1899年にネパールの南境に近い場所で、イギリスの駐在官が古墳の発掘作業中に、人骨を収めた壺を発見しました。壺には、紀元前三世紀頃の古代文字が刻まれており、お釈迦様の遺骨を分割したうちのひとつであることが解読されました。
発見された遺骨が入っている壺は、インド政府から仏教国であるタイに渡り、安置しましたが、この時に、タイの国王が、同じ仏教国であるセイロンやビルマに分骨しています。分骨の話を聞いた日本の大使が、日本の仏教徒にもお釈迦様の遺骨を分骨してほしいとタイの国王に懇願し、タイ国王から日本国民への贈り物としてお釈迦様の遺骨の一部が日本にわたり、覚王山日泰寺に安置されました。

1904年、お釈迦様を表す「覚王」を山号とし、日本とシャム(暹羅)の友好を表す日暹寺として建てられました。その後、シャム国からタイ国への改名に合わせ、日本とタイ(泰)より日泰寺となりました。

譲り受けた遺骨の一部は、覚王山日泰寺の本堂のある境内から少し離れた奉安塔の中に安置されており、境内には、お釈迦様の遺骨の一部を日本に寄贈したタイの国王の像があります。在日のタイ大使は、現在でも誕生日に参拝する習わしがあります。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 線画=かねこ 塗り=ツグイワチホ

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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