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伊達政宗が初陣を飾った城~金山城〜

金山城のある宮城県伊具郡は、伊達政宗で有名な「伊達氏」と「相馬氏」の間で長年抗争が繰り広げられてきた土地でした。1566年頃に築城された金山城は、伊具郡が相馬氏の領土となった際に領土境界の守りの要としての役割を持っていました。

ことのはじまりは、政宗の曽祖父にあたる稙宗の遺言でした。稙宗の娘を正室にしていた当時の相馬家当主・相馬義胤と領土問題が起きたのです。稙宗の娘を正室にしていた当時の相馬家当主・義胤(稙宗から見れば娘婿)にも領土を与えようとしたのですが、嫡男の伊達晴宗に実権を奪われ、その約束は反故となってしまいました。かくして1576年から1584年の約8年間にわたって、伊達晴宗とその息子・輝宗(政宗の父)による相馬氏への攻撃が行われました。

この後10年近く、戦闘回数はじつに30回以上におよぶと言われています。東北のいち地域でそれだけ長い合戦が起こっていました。あの伊達政宗が初陣を飾ったのはこの戦いの最中である1581年で、当時彼は14歳でした。

金山城は1584年、伊達家の家臣である中島氏のものとなりました。

江戸時代に徳川の支配力を強めようと、必要最低限以外の城を廃城とする法令が作られますが、金山城は「金山要害」という名で残り続けました。

そんな金山城も明治維新後には廃城となり、現在では石垣が残るのみです。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 線画=夢山紗也佳 塗り=ツグイワチホ

※ 各記事の情報は取材当時のものです。