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にゃんと?!また旅

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松尾芭蕉が訪れた最北の名刹「蚶満寺」

秋田県にかほ市の蚶満寺は慈覚大師により、天台宗の寺院として開山されました。後に真言宗になりますが、江戸時代に曹洞宗へ改宗しているのが特徴です。神功皇后が三韓征伐の帰路に大シケに遭ってこの寺の近くの象潟沖合に漂着し、のちの応神天皇を無事に出産したという伝説があります。

蚶満寺には七不思議がありその中でも有名なのが「夜泣きの椿」で寒い夜中に咲き、周辺で凶事が起きる前後に夜泣きをする、というもの。ほかにも「猿丸大夫姿見の井戸」「弘法投杉」「あがらずの沢」「木登り地蔵」「北条時頼咲かずのツツジ」「血脈授与の木」があります。

蚶満寺のある象潟は「東の松島、西の象潟」と呼ばれ宮城県の松島のように数々の小島が浮かぶ入江でしたが1804年の地震で干潟に変わり、現在は陸地となりました。九十九島と呼ばれた象潟は松尾芭蕉が訪れた最北の場所として有名です。『奥の細道』では当時の象潟の景観を絶賛して
象潟や 雨に西施が ねぶの花
(雨にけむる象潟は、あたかもまぶたを閉じた西施※のように美しい)と詠んでいます。

※西施(せいし):王昭君・貂蝉・楊貴妃と合わせ、中国古代四大美女として知られる中国の女性。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 線画=夢山紗也佳 塗り=カタツモリ

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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