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空海と機織の少女の伝説が残る「切幡寺」

切幡寺は徳島県阿波市市場町切幡にある高野山真言宗の寺院で、四国八十八箇所霊場の第十番札所として知られています。切幡山の中腹標高155メートルに境内があり、大塔からは、連なる四国山脈や眼下に吉野川とすばらしい眺望です。

切幡寺の由縁は、この地を訪れた空海と出会った機織の少女の伝説にあります。

ほころびた僧衣を繕うため、継ぎ布を求めた空海に、少女は織りかけていた布を切って差し出しました。この厚意に感動した空海が少女の願いを聞いたところ、「政争に敗れた父は島流しになり、母は身ごもっていたのですが、男の子が生まれれば連座して罰を受けるので、どうか女の子が生まれるように清水の観音様にお祈りした結果、私がこの世に生まれてきました。」と話しました。
そして、亡き父母に代わり仏門に入りたい、との希望を空海に伝えたのです。

この思いに心を打たれた空海は、千手観音を彫像し、少女を得度させたところ、少女はたちまち即身成仏し千手観音菩薩像に変身したのです。この話を耳にした嵯峨天皇による勅願で、切幡寺は建立されました。言い伝えにちなんで「女人即身成仏の寺」として知られています。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 線画=海示 塗り=カタツモリ

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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