にゃんと?!また旅

カテゴリー

木の神スサノオが祀られる「熊野本宮大社」

熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)は和歌山県田辺市にあります。
主祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)で、日本書紀においてイザナギとイザナミの間に産まれ、アマテラスやツクヨミたちとは兄弟に当たります。スサノオノミコトにはいろいろな話があり、亡くなった母親の元へ行きたいと泣いたり、高天原では凶暴だったり、出雲へ行くと英雄として描かれている神様です。
古代、本宮の土地に神が舞い降りたと伝えられており、飛鳥時代に川の中州にある大斎原(おおゆのはら)という聖地に社殿が建てられました。
奈良時代には仏教が取り入れられ、神=仏として祀るようになります。平安時代には皇族や貴族たちの間で「熊野信仰」の人気が高まり、国政を動かした白河法皇、鳥羽法皇などまでもが何度も熊野詣を行いました。
室町時代に入ると庶民の間にも「熊野信仰」が広まり、男女の差や身分に関係なくさまざまな人々を熊野本宮大社は受け入れるということから、大勢の人が参拝に訪れるようになり、「蟻の熊野詣」と呼ばれたそうです。

鳥居前には神紋八咫烏が入った大幟(おおのぼり)があります。八咫烏(やたがらす)は熊野権現の使い(熊野三山に祀られる神)で日本を統一した神武天皇を熊野・吉野の山中を導いたといわれています。

※熊野三山:熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三つの神社の総称

神が舞い降りたとされる大斎原(おおゆのはら)と呼ばれる旧社地の中州には日本一高い鳥居(高さ三十三・九メートル)が建っています。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 ラフ=鈴木裕美 線画=鈴木裕美 塗り=うみにゃ

※ 各記事の情報は取材当時のものです。