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山頂に雷神様が祀られている「雷神山古墳」

雷神山古墳は宮城県名取市にある東北地方最大規模の前方後円墳です。発掘された埴輪や土器などの副葬品や古墳の築造方法などから、古墳時代の中ごろである4世紀末から5世紀前半に築造されたと推定されています。名前の由来は、古墳の頂上に建立された雷神の祠から取られています。古墳自体は当時の権力者の墓なので直接的に埋葬されている人物と雷神の関係はありませんが、古来よりこの地は神聖視されていたと考えられます。

雷神山古墳のある仙台平野には他にも遠見塚古墳を始めとしたたくさんの古墳が築造されていますが、いずれも雷神山古墳ほどの大きさはありません。雷神山古墳が全長168メートルなのに対し、東北地方の他の古墳は最大でも120メートル前後で、雷神山古墳はその中で突出した大きさを誇っています。古墳の大きさは権力の大きさと考えられており、恐らくこの古墳の被葬者が当時仙台平野一帯を支配した強い権力を持っていた首長なのでしょう。

なお、雷神山古墳には隣接して小塚古墳と名付けられた円墳があり、こちらは陪塚と推定されています。陪塚とは、大型の古墳に埋葬された首長の親族や臣下を埋葬するため、または、副葬品を埋納するための古墳のことです。小塚古墳の存在も、被葬者がきわめて権力の強い存在だったことの証明になります。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 線画=夢山紗也佳 塗り=カタツモリ

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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