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井伊直虎ゆかりの「龍潭寺」

静岡県浜松市北区にある龍潭寺には戦国時代、女領主で有名な井伊直虎のお墓があります。龍潭寺は、行基によって地蔵寺として733年に創建されたお寺です。井伊家とは縁が深く、1010年に井伊家の家祖とされる共保が龍潭寺の井戸の脇に捨てられていた事からはじまっています。

井伊家は、駿河の今川家の家臣として仕えていましたが、直虎の祖父にあたる当主の井伊直宗が戦で討死してしまいました。これをうけて直虎の父である直盛が次の当主となりましたが、直盛には男子がおらず、その次の当主として、直盛の叔父の井伊直満の嫡子、直親を婿養子に迎える予定でした。ところが、井伊家の家老、小野政直のざん言(ざんげん:他人をおとしいれるために、目上の人に嘘の告げ口をすること)により今川義元への謀反(むほん:家臣が主君に対して反乱を起こすこと)を疑われ、直満は自害させられました。

婿養子の予定であった直親は、信濃に逃亡。許嫁であった直虎は出家し、次郎法師と名乗りました。その時直虎が出家したお寺が現在の龍潭寺であり、井伊家の菩提寺(ぼだいじ:先祖代々一族が弔われているお寺)です。

その後、直平や直盛が戦で亡くなり、直親も今川家の家臣に襲撃受けて死に、井伊家には後継者が次郎法師しかいなくなったため、女領主、井伊直虎が誕生しました。なお、直虎は女性ではなく、別の男性であったとする説もある。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 線画=かねこ 塗り=夢山紗也佳

※ 各記事の情報は取材当時のものです。