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にゃんと?!また旅

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五穀豊穣を祈願する「ホーランエンヤ」

ホーランエンヤは、島根県松江市の松江城山稲荷神社式年神幸祭の通称で、
10年に1度の5月中旬ごろ、9日間行われる祭事で360年の歴史があります。「ホーランエンヤ」は船上での音頭で、音頭とりの掛け声「ホーラ」に櫂かきの「エンヤ」の掛け合いを合わせたものだと言われています。漢字では「宝来遠弥」「豊来栄弥」の字をあてます。

江戸時代の松江藩主、松平直政が城山稲荷神社から阿太加夜神社まで御神体を船にのせて運び、五穀豊穣を祈願する祭礼が起源と伝わります。

ある時の例祭で、激しい風雨により神輿船が危険に遭遇したところを馬潟村の漁師が救い、阿太加夜神社へ無事送り届けました。それ以来、その村の船が神輿船の曳舟を務め、やがて他の地域の船も参加するようになると踊りや装飾、唄が加わり、にぎやかなものになりました。

100隻以上の船が、大橋川と意宇川を行列する豪華絢爛なもので五色の旗をはためかせた櫂伝馬船に、揃いの法被姿、威勢のいいホーランエンヤの唄声、整然とした見事な櫂さばき、剣の形をした櫂を勇壮に操る姿や舳先で見得を切る歌舞伎風衣装の剣櫂などに観衆が湧きます。

大阪市天満宮の天神祭、広島県厳島神社の管絃祭とともに日本三大船神事のひとつと言われています。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 線画=鈴木裕美 塗り=夢山紗也佳

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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