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義犬伝説が残る犬鳴山の中にある「七宝瀧寺」

七宝瀧寺は大阪府泉佐野市の※犬鳴山の山中にある真言宗犬鳴派の寺院です。

9世紀ごろ、時代に周辺で大干ばつが起こり、農作物が育たず飢饉となっていきました。天皇は諸国の霊山神社仏閣に雨乞いをさせ、犬鳴山の山中でも祈雨の祈禱をしました。 すると数日中に雨に恵まれたのです。その恩恵から天皇は犬鳴山の山中にある7つの瀧を金銀の七宝になぞらえて、寺を「七宝瀧寺」と命名したといいます。

犬鳴山には犬の伝説が残されています。890年、犬を連れた紀伊の猟師が鹿を弓で射ようとしていました。ところが大蛇が猟師を狙っていたので犬が飼主を守ろうと吠えましたが、その鳴き声で鹿が逃げてしまい、その事に怒った猟師は吠え続ける犬を切りました。犬は切られながらも大蛇の頭に噛みつき、猟師をかばい大蛇と共に倒れました。猟師は犬が自分を守って死んだことに気付き懺悔しました。そして持っていた弓を折り、その弓を犬の墓標とし、その山の七宝瀧寺で僧侶となり愛犬を弔いながら余生を過ごすことになりました。

この話を聞いた宇多天皇は「報恩の義犬よ」と賞賛し、一帯の山々に「犬鳴山」と勅号を与えたとされています。

※「犬鳴山」は山域の総称で特定の山の名ではない。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 コンテ=磯嶺裕 線画=鈴木裕美 塗り=海示

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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