水戸の黄門の徳川光圀を祀る「常磐神社」


茨城県県水戸市の常磐神社の社殿は千波湖を見下ろす場所に建っています。この神社に隣接した場所に金沢の兼六園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園のひとつとされる偕楽園があります。
御祭神は水戸藩二代藩主の徳川光圀と、九代藩主の徳川斉昭(とくがわなりあき)です。徳川光圀はいわゆる「水戸黄門」として有名ですが、これは官職の権中納言を中国風に置き換えた名です。水戸藩歴代藩主の中でも光圀の業績は特に優れていて、藩内で歴史書を編纂する事業を開始し、家臣に全国各地を調査させています。
この水戸藩士たちの出張の記憶が、後に庶民の娯楽としての「水戸黄門漫遊記」にまとめられ、講談などを通じて大人気となりました。
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