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仙台平野を治めた豪族が眠る「遠見塚古墳」

遠見塚古墳(とおみづかこふん)は宮城県仙台市にある東北地方では第五位の規模を誇る前方後円墳です。
古墳の構造や出土した副葬品より築造されたのが四世紀末から五世紀初頭と推定されており、約百十メートルにもなる大きさから埋葬されているのは当時仙台平野の広範囲を治めていた豪族と考えられています。

同時期に築造されたと思われる雷神山古墳(らいじんやまこふん)との関係は諸説あります。
遠見塚古墳が先に築造された場合は雷神山古墳の被葬者よりも先に周辺を支配していた豪族であり、後に築造された場合は雷神山古墳の被葬者の臣下ではないかと推測されています。
それは遠見塚古墳よりも雷神山古墳の方が大きいことや、副葬品が規模の割に貧弱であることからもうかがえます。

ちなみに遠見塚古墳との関連は不明ですが、七世紀頃まで祭祀が行われていた形跡が残っています。
雷神山古墳にも後に雷神の祠が祀られるようになったことから、仙台平野の周辺は豪族が支配するよりも古くから神聖な土地として認識されていたのかもしれません。

なお、遠見塚古墳の近辺は弥生時代からの出土品が多く発掘されており、稲作をしていた跡もあります。
東北地方の中でも仙台平野はかなり文化レベルが発達していた地域といえるでしょう。

取材・記事・編集=磯嶺裕・佐々木ひろこ・やすざえもん・ms-work(ミューズワーク)
 絵=磯嶺裕・鈴木裕美・カタツモリ

※ 各記事の情報は取材当時のものです。

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